先日食べた市場めしがおいしかった。内陸なので築地のような海鮮はないけど、誰の舌にも合いそうな、古き良きレストランの空気が楽しめた。そんな市場めし第二弾。
前回チャーシュー麺を食べたので、今回はカレーにしようかな。朝からフル規格のカレーライスは重い。半カレーもあるし、おや、カレーラーメンなんてのもあるな。
で、カレーそば。うどんとけっこう悩んだけど、いい意味で麺の質にこだわりはないだろうし、細麺がカレー汁にからみそうなそばを選ぶ。先払いして窓際の席につく。
大型テレビを眺めていると、程なくカレーそばの御成り。かけそばにカレーソースがかけられたタイプで、人参がゴロゴロとしている。上澄みを匙ですくってひと口。
家庭のレシピの最大公約数的な、間違いないお味。やさしい辛みと適度なとろみがたまらない。澄んだツユはあっさりして、カレーの風味にぶつからない。にんまり。
七味をふってそばをすすれば、カレーがよく絡み、カレー単独よりも味がふくらむ。匙で具材をさぐれば、キャラメル大の肉が出てきて、キシキシ噛み締めて食べる。
はじめは粘度のあったカレーソースも、やがてツユに混ざりゆき、サラサラとしたスープに一体化する。余すところなく飲み切りたいけど、さすがにすべては無理だな。
そんなに辛くないけれど、お腹から体温が上がってきたので水を飲みつつ完食する。改めてメニューを眺めるに、月イチペースだと5年はかかりそうで、再びにんまり。
ごちそうさまでした。