今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 378)ねぎチャーハン

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本業以外で人気が出るケースがある。芸人⇨司会者、歌手⇨俳優、弁護士⇨コメンテーターなど枚挙に暇がなく、よくある話なのだ。


同じことが外食業界にもいえる。牛丼屋のカレー、そば屋の天丼、ラーメン屋の炒飯。基本能力が高く、なんでもおいしい店がある。


味噌ラーメンが主力のこちらは、炒飯もおいしい。半チャンラーメンが食べたいとき、真っ先に浮かぶのは、舌が合うのでしょう。


今日はたまにある米を食べたい気分なので、炒飯オンリーに初挑戦。食券を提出すると、すぐに中華鍋を振る音がガンガン聴こえる。


ランチタイムは炒飯お断り、なんて店もあるよなぁ。確かに、ラーメンづくりと全く関係ない動作だし、天一なんか機械化してるし。


などと思う間に、ねぎチャーハンの到着。半炒飯なら山が1つのところ、ひょっこりひょうたん島のような、さながら炒飯連峰です。


その名のとおりねぎたっぷりなので、どこを食べてもシャキシャキおいしい。他の具材は玉子、チャーシューでシンプルイズベスト。


ラーメンがおいしい店だから、炒飯スープもおいしい。きっと基本のダシがおいしいんだろうね、ほんのり味噌風味がたまらない。


紅生姜は彩りだけでなく、口直しとして抜群の働き。しつこくなった口がサッパリして、発破をかける如く炒飯連峰を崩してゆける。


おいしさのあまり無理をしましたが、血糖値スパイクという恐ろしい言葉を知ってから、炭水化物オン炭水化物がためらわれますね。


ともあれ、おいしく完食して、水をゴクリ。スープが少し残っていますが、ジオンに兵なし、胃に隙間なし。足るを知るが一番です。


ごちそうさまでした。