今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 892)昔ながらの醤油ラーメン with 紅生姜竹輪天 in 富士そば

 

コロナ禍の影響か、私の生活範囲から立ち食いそば店がいくつかなくなった。平日の通勤動線、休日の散歩コースから、富士そば小諸そばゆで太郎が撤退した。

 

旅先ならいざ知らず、立ち食いそばはわざわざ足を伸ばして食べるものではない。定期区間を外れてまで訪れるくらいなら、そのぶんをトッピングに充てたほうがよい。

 

で、本日は富士そば。所用があって出かけたついでの富士そば。久しぶりでつい心が弾む。立ち食いそばにきたのに、どうせなら名物を食べたくて、あえてラーメン。

 

お値打ちな朝そばもある時間帯だけど、ラーメン。ごくシンプルで、その名の通り昔ながらの醤油ラーメン。せっかくの富士そばなので、紅生姜竹輪天をトッピングする。

 

昔ながらのラーメン。黄色いちぢれ麺、さっぱりした醤油スープ、必要十分な具材たち。今どき、食べたくとも出す店の少ない、シンプルなチャルメラの音が聴こえる一杯。

 

そして紅生姜竹輪天。スープに油をしみだして、なお堅牢で頼もしい。竹輪も紅生姜を詰め込まれるとは思っていなかっただろう。竹輪は甘く、紅生姜は辛くて楽しい。

 

ラーメンを出す街そば屋さんは数あれど、さすがに天ぷらをトッピングするのは憚られる。いわば、立ち食いそばならではのマリアージュゆで太郎でも可能ですね。

 

いや〜、やっぱりいいわ富士そば。舌が合うのよね。箱そばの強い小田急沿線に展開しないのはわかるけど、高幡そばは店舗が少ないから京王沿線に再進出してほしい。

 

ともあれ、朝ごはんとしてはカロリーオーバーなので、スープはなみなみと残す。塩分も過多なので水を飲んで血液を薄める。アラフィフの体とうまく付き合わなきゃ。

 

ごちそうさまでした。