今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 563)ソーセージエッグ定食 in 松屋

 

松屋の回し者ではないけど、松屋のフレンチドレッシングが大好きである。上京して生まれて初めて食べたドレッシングというものが、国立駅前の松屋だったからだ。

 

はっきりいえば刷り込み効果だけど、市販の物をいろいろ試しても、どれも一滴の松屋にも如かない。ボオドレエルを思いつつも、たまに食べたくなるので朝松屋へと。

 

セルフの松屋にも慣れてきました。お茶を飲みつつ電光掲示板の番号に目を光らせ、番号で呼び出されたらトレイを受け取ってカウンター席に戻り、宴の準備にかかる。

 

海苔を袋から取り出して、目玉焼きをごはんに移し替え、牛皿に紅生姜を添える。さらに味噌汁に七味をかけ、そして待望のドレッシングを、少し余計にかけ回すのだ。

 

そこでごはんの上の黄身を箸でひと付きして、その穴に醤油を垂らし入れる。自分を焦らすような時間だけど、ここまで準備すればあとは食べるだけ。いただきます。

 

目玉焼き丼をかきこめば、白身の焦げ目がカリカリとおいしい。黄身は当たり前に濃厚で、純白の白米が染まってゆく。あとは箸の赴くまま、手当たり次第に食べる。

 

ソーセージをかじり、その残り香でごはんを食べ、のりで牛肉を巻いたり、ドレッシング漬けの野菜を食む。味噌汁でひと息ついたら、目玉焼きを一気に食べ終える。

 

アタマの寂しくなった目玉焼き丼に間断なく牛皿をのせ、ずんずん食べ進める。少し口がしつこくなったところで、ゆずのきいた漬け物が油っけをリセットしてくれる。

 

理想の朝食かどんなものかは体調次第ですが、今日の時点ではこれがキングオブキングス。一日たたかう気力をチャージできました。ただの男に帰れるのは、夕方です。

 

ごちそうさまでした。