今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 567)ビビンバ&サムギョプサル in 韓美膳(ハンビジェ)

 

中華料理はよく食べるけど、そういえば韓国料理はあまり食べない。真っ先に浮かぶ焼肉も日本人好みの牛中心にカスタマイズされている。なんでだろうと考えてみる。

 

確かに中華と言いつつ、日本食に染まった和風中華を食べているのは否めない。それでいえば、家に常備するキムチだって、国産白菜でも、もともとは韓国のものだね。

 

要は、行動半径に韓国料理を出す店が少ないだけだろう。見かける店はいつも女性客で一杯で、なかなか敷居が高い。でも、同じ東アジアだし、きっと舌は合うのだ。

 

韓国料理というと、キンパ、ビビンバ、クッパ韓国海苔など焼肉屋で見かけるメニューが思い浮かぶ。あと、ナムルとか、ニラたっぷりのチヂミもおいしいよね。

 

などと思いつつ、いつも行列の店に入れそうなので、チャンスを最大限に生かして店に入る。店内は女性客が9割をしめ、普段使いの店との違いに、少しだけびびる。

 

どうやら平日限定のランチは、豊富なメニューからハーフ&ハーフで2つ選べるらしく悩みは深いも、一番人気というビビンバと、焼き肉っぽいサムギョプサルを選ぶ。

 

政治の話は知らんけど、韓流の音楽やドラマに興味がないので、私にとって韓国は近くて遠い国なのだ。せっかくの機会だし、日韓友好でおいしく味わうこととする。

 

 

登場したのは目移りするほどに華やかなプレート。箸が金属なのが、本格派だ。まずはビビンバにコチュジャンを加えてよく混ぜる。おいしいお焦げができますように。

 

たしか韓国では器を持ち上げるのはマナー違反だよな、などと美味しんぼの富井副部長から得た知識を反芻する。ひとり飯だから別にいいんだけど、マナーは守りたい。

 

では、サムギョプサル。豚バラの焼肉ですね。鉄の器の底には玉ねぎが敷かれ、焦げつかなくなっている。肉は脂が甘く、キムチとともに食べるとビールが欲しくなる。

 

小ぶりなチヂミをタレに浸して食べると、焦げ目がカリカリしているのに、もっちりとしている。小鉢のあなたは、たしかチャプチェだよね。春雨のようでおいしいや。

 

これまた小鉢のサラダは水餃子入り。タレがしみて、少し辛いな。野菜中心のこの品数は確かにワクワクする。女性客が多いのも頷けるよね、ヘルシーかつおいしー。

 

なんで手元に中ジョッキがないのか、苦悶しながらも〆のビビンバ。しっかり混ぜたので味は均一、ナムルを楽しみつつもカリカリとしたお焦げをしっかり堪能する。

 

量、質ともに大満足ですが、お値段もそれなり。でも、コスパという単語は好きではありませんが、悔いの残らぬくらいの味わいでした。また、日韓友好しに来よう。

 

ごちそうさまでした。