今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 926)味噌バターコーンラーメン

 

 

北海道に行くこととなった。うれしい、楽しい、大好き!と心がはしゃぐ。これまで北海道には2回行ったことがあり、初めては学生の頃、フェリーの貧乏旅だった。

 

1日半かけて北海道に行って、苫小牧から札幌に移動するも早朝で念願のラーメン横丁は開いておらず、なぜかミスタードーナツでラーメンをすする屈辱を味わった。

 

そのあと小樽で訪れた食べ放題の回転寿司はおいしかった。でも、翌朝にはなぜだか新潟行きのフェリーに乗る強行日程で、北海道らしさは雪深さしか味わえなかった。

 

飲み食いしたなかで一番覚えているのはメッツガラナ若さゆえの過ちですが、楽しかったのは間違いない。2回目は仕事で行ったので、特に思い出は残っていない。

 

で、三度目の正直。思いがけず旧知の友人を訪ねることとなり、非常に楽しみにしている。慣れない手つきでスマホを操作して航空券を予約する。あとは体調管理だけ。

 

そこで予習も兼ねて、ランチに札幌ラーメンなぞ。北海道で食べられると限らないけど気分は盛り上げていきたい。ここは予祝がてら、バターコーンをトッピングする。

 

やってきたのは油膜が張って湯気が出ていない、この季節には本来暑苦しいくらいのひと品。七味をパラパラふって、トッピングの下から、太ちぢれ麺を取り上げる。

 

スルスルすすると、バターの旨みが溶け出して少し甘い味噌スープがよくからんで、いうことなし。トロリと煮えた玉ねぎ、味噌の濃い味を薄めるもやしもグッドです。

 

チャーシューは肉厚でメンマはコキコキ。コーンの甘みを堪能しつつ、麺をすすり続ける。汗をかき始めるころ麺はあらかた片づき、いよいよ穴あきスプーンの出番。

 

スープの底に沈んだコーンやひき肉を掬い出すのに絶大な能力を発揮する穴あきスプーン。これなしにコーンのトッピングを出すなと全ラーメン店に厳命したいくらい。

 

いそいそとコーンを喰み、ひき肉を噛み締め、玉ねぎに舌鼓をうち、千切れた麺とも再会。スープによる塩分過多を回避しながら、ラーメンをとことん堪能できました。

 

ごちそうさまでした。待ってろよ、北海道。