五目を調べてみると「五種の品。また、いろいろの品が混じっていること。特に料理で、魚・肉・野菜などを取り合わせてあること」とあり五の数字は余り意味がない。
いち、に、さん、たくさん。といった数詞しかもたない言語もあるというし、ここでいう五も「たくさん」の意味なのだろう。例えば、こちらの五目炒飯をみてみよう。
以前食べたときに数えたら、具材はエビ、玉子、ネギ、チャーシューの四目。普通の炒飯より具沢山ですよ、と示すための五目なわけです。では、五目そばはどうか。
https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/08/05/070300
メニューをみたところ、タンメンの上位互換という印象だけど、到着するとかなり豪華です。ダシの風味がきいたさっぱり塩スープに、細麺が泳いでツルツルおいしい。
食べながら数えてみると、もやし、ネギ、白菜、キクラゲ、しめじ、にんじん、豚こま、チャーシュー、ナルト、かまぼこなど思った以上に具沢山で、頰がゆるみます。
サッポロ一番のしお味は、ここを目指したのではなかろうかという野菜たっぷり塩ラーメンで、熱いスープに泳ぐ野菜のシャキシャキをふうふう冷まして楽しんでゆく。
タンメンにそうするように、途中で酢をひと回し振りかけると、適度な味変で、まろやかな酸味が味わえます。しみじみ、滋味を楽しんだのち、グラスの水で涼をとる。
ごちそうさまでした。