今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 930)五目そば

 

 

五目を調べてみると「五種の品。また、いろいろの品が混じっていること。特に料理で、魚・肉・野菜などを取り合わせてあること」とあり五の数字は余り意味がない。

 

いち、に、さん、たくさん。といった数詞しかもたない言語もあるというし、ここでいう五も「たくさん」の意味なのだろう。例えば、こちらの五目炒飯をみてみよう。

 

以前食べたときに数えたら、具材はエビ、玉子、ネギ、チャーシューの四目。普通の炒飯より具沢山ですよ、と示すための五目なわけです。では、五目そばはどうか。

 

https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/08/05/070300

 

メニューをみたところ、タンメンの上位互換という印象だけど、到着するとかなり豪華です。ダシの風味がきいたさっぱり塩スープに、細麺が泳いでツルツルおいしい。

 

食べながら数えてみると、もやし、ネギ、白菜、キクラゲ、しめじ、にんじん、豚こま、チャーシュー、ナルト、かまぼこなど思った以上に具沢山で、頰がゆるみます。

 

サッポロ一番のしお味は、ここを目指したのではなかろうかという野菜たっぷり塩ラーメンで、熱いスープに泳ぐ野菜のシャキシャキをふうふう冷まして楽しんでゆく。

 

タンメンにそうするように、途中で酢をひと回し振りかけると、適度な味変で、まろやかな酸味が味わえます。しみじみ、滋味を楽しんだのち、グラスの水で涼をとる。

 

ごちそうさまでした。