今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 348)オムライスとコロッケ

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暑いからといって、冷たい食べ物に頼らない。歳をとるごとに代謝が落ちるからか、そう心がけるようになりました。で、昔ながらの洋食屋さん。


昭和のオムライス、ポークソテー、生姜焼など、魅力的なメニューに悩む。以前おいしかったオムライス、それもコロッケ付きにしようかな。


https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2021/05/08/070300


コロッケ〜と注文が通ると、裏手の厨房からはカチャカチャ、チリチリと調理音が聴こえ、揚げ油の香りも漂ってきて、俄然ムードが盛り上がる。


「この風、この肌触りこそ戦争よ」とはランバ・ラルの言葉ですが、そんな心境で到着を待つ。このまちは戦場だからネ、これは岩崎ひろみだネ。


お手本のようなオムライス。黄と赤のコントラストが美しいけど、ケチャップをのばしてパクリ。玉子は甘く、ケチャップは酸味がきいてます。


スイスイとスプーンを踊らせつつ食べてゆく。ハム、玉ねぎ、マッシュルームなどオーソドックスな具材が嬉しい。途中、スープで口をリセット。


さて、コロッケ。キレイな小判形で、実家のは俵形だったな〜などと思い出す。ひと口かじれば、じゃがいもの甘さ、やさしさが滲み出ています。


ふた口からはソースをダブダブかけて食べる。お袋の味を思い出すなんてセンチなものではなく、プロの手による原点にして到達点のような味。


なんというか、グラスビールが似合いそう。チェーン店では出せない、雰囲気までおいしく食べられるオムライスとコロッケ。夢中で完食です。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。