今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 931)千吉カレーうどん

 

なじみのない街でのランチは緊張する。せっかくだからチェーン店は避けたいけど、どこがおいしいのか見当もつかない。完全アウェイを感じつつGoogle先生に頼る。

 

駅名+ランチで検索して、上位から選べば間違いが少ない。そんなわけで本日はカレーうどん専門店。調べると吉野家の子会社らしく、けっきょくはチェーン店でした。

 

ともあれ、あまりみない業態なので結果オーライ。夏場は売り上げに苦戦しそうな印象だけど、つけ麺よろしくつけカレーうどんがあるらしく、暑さ対策もバッチリ。

 

せっかくの機会だから店の主力を味わうべく、店名を冠にいただいた千吉カレーうどんをいただくかな。一期一会だし+30円で、おすすめらしい全粒粉麺に変更する。

 

改めてメニューをみれば、和風だしにミルクをきかせたという自信のつゆらしい。さら全粒粉麺は小麦粉の表皮、胚芽、胚乳すべてを粉にしたので、栄養たっぷりとか。

 

こちらでは、食べ終えたあとに、つゆにご飯を入れて雑炊風にして二度おいしくいただくらしく、ごはんがデフォルトでついてくる。紙エプロンをつけて楽しみに待つ

 

お昼の12時前だけどすでに満席ですね。近所のサラリーマン風だけでなく、工事現場の人が多いのはおいしさの証し。おいしい香りに包まれ、期待値が上がってゆく。

 

やってきたのは黄色が薄いカレーうどん。青ネギの色合いと好対照で期待が高まる。スープを飲めば、ピリ辛なのにクリーミーで、和風だしが鼻を華麗に抜けてゆく。

 

少し色みがかったうどんをすすれば、もっちりおいしい。全粒粉だからか風味があって強いカレーつゆに伍する味わい。ノーマルをしらないけど、さすが全粒粉だぜ。

 

具材は油揚げ、豚こま、長ネギ、青ネギなど。ふうふう、ツルツルと食べつつ一味を振りかけるとやたらと辛い。七味の回転の速さは店の隆盛の証ですから、好ましい。

 

 

ごはんは軽めだけど、カレーうどんのあまりのオカズヂカラに、途中でお新香とともにふた口ほど食べちゃう。口が辛くなってきた頃に、いよいよごはんをつゆにイン。

 

カレー粥ミルク風といった味わいは、風邪ひきでは食べられないけど、文句のないおいしさ。普段は完飲しない麺類のつゆを、余すところなくいただく悪魔の味です。

 

ごちそうさまでした。