今まさに、とうもろこしが旬であり、皮ごとレンチンすればお手軽に食べられる。幼い頃の夏休みに、寸胴鍋で茹でたとうもろこしがオヤツに出たっけ。なつかしいな。
でも普段のとうもろこしは缶詰めや袋詰めで、色や食感のアクセントという印象。味噌ラーメンのトッピングとしては優秀だけど、大半は底に沈んでしまう悲劇の穀物。
世界的にみれば、イネ、小麦と並ぶ世界三大穀物の1つであり、人類の食糧だけでなく家畜のエサにもなれば、バイオエタノールの原料にもなる、スーパー穀物である。
で、こちらはめとろ庵のコーンかき揚げそば。旬のとうもろこしを、カラッと揚げたひと品。甘いコーンと塩っぱいツユの対比は、想像するだけでおいしさ間違いない。
かき揚げは思ったより茶色く、かじればカリカリした歯ざわりで、ひと粒ひと粒が甘く、ダシのきいたツユの塩味が似合う。これ、ぜったい塩とビールにも似合うやつ。
そばは安定のめとろ庵クオリティ。ツルツルとすすれば、冷たくしめられたそばがのどを駆け抜けてゆく。かき揚げは朝食には重いけど、旬の素材には元気がもらえる。
チェーン系のそば屋さんは、年がら年中フェアをやっているので、どこかの店で旬を楽しめるよのね。ベルトの穴には申し訳ないけれども、うれしい悲鳴なのです。
それにしても、そばに対してかき揚げが多いこと!(喜)そばを食べ終え、残るかき揚げをツユにひたしてひと口に食べ、ツユに浮かぶ粒を丁寧に拾い、水で喉を潤す。
ごちそうさまでした。