物価の優等生、卵の価格が高いらしい。などというと他人ごとだけど、家の卵パックは家人が買うので、こちらは牛丼店やそば屋でのトッピング単価が判断材料である。
幸いに私の通う店ではまだ値上げにはなっていないけど、燃料費高騰、円安、鳥インフルなどマクロ経済は動いているらしいので、すぐにでも跳ね返ってくるだろうか。
卵は、節子に滋養をつけさせる例えに使われるくらい、栄養価に優れ、生でよし、茹でてよし、焼いてよしの万能選手です。正直、卵ともやしは値上げしていいと思う。
で、めとろ庵の朝メニューから卵かけごはんセットを選ぶ。別皿でくるので月見そばにすることも可能だけど、ツユに溶け出すことを思えば、卵かけごはん一択です。
卵に醤油をひと回し、箸でざっとかき混ぜてごはんにかける。丹念にかき混ぜると黄身も白身も均質になるので、適当なのが好みです。まずは、そばツユをゴクリ。
お腹が温まり胃のエンジンがかかったところで卵かけごはんをパクリ。黄身の濃さ、白身の喉越し、醤油の香り。それらをすべて受け止めるごはんの甘みがたまらない。
よくぞ日本人に生まれけり。などと感謝しつつ、味噌汁がわりにかけそばをたぐる。やさしいダシと強すぎないカエシが、卵かけごはんの余韻をひきたててくれます。
そばそばごはん、ごはんそば。くらいのペースで食べゆくと、最後にひと口のごはんとたっぷりのツユが残る。名残惜しくごはんを頬張り、ツユをゴクリと飲んで完食。今日は頑張れそうだ!
ごちそうさまでした。