今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 956)冷やし海藻三昧そば in 相州そば

 

オジサンにとって立ち食いそばの期間限定メニューは、季節感を味わうキーワードである。温冷だけでなく、旬の素材を活かして各店趣向を凝らして楽しませてくれる。

 

箱根そばの豆腐一丁そばのように翌年に再会できる定番もあれば、売り上げが微妙だったのか結果的に一期一会のメニューもある。ゆえにチャンスを逃してはならない。

 

こちら相州そばでは、昨年同様に冷やし納豆そばのポスターが貼られ非常に心惹かれるも、こちらも季節メニューの冷やし海藻三昧そばの黒いビジュアルが気にかかる。

 

さながらガイア、オルテガ、マッシュの黒い三連星と思うも、よく見れば濃い緑色です。ワカメをよけそばをすすれば、ゴクゴク飲める系のさっぱりツユがおいしい。

 

ワサビをといて、薬味ネギをツユにつけこんで、あとは気ままに食べてゆく。ワカメはざくざくした歯ごたえで、海苔は香り高く、品のよいそばの脇侍といった風情。

 

もずくを食べるとかすかな香りはあれど、基本的に無味。ふだん食べているパックは酢の物なのだと再認識する。健康にはよさそうだけど、単独ではあまりに味がない。

 

もずくはざっとそばとかき混ぜて、スルスル食べるとようやくツユの味。ワサビや薬味ネギのほうがかえって主張が強く、海藻3種は黒子に徹しているのが趣き深い。

 

ダシにかつお節は入ってるだろうけど、基本的には植物性の食事で、暑さで疲れた胃腸が休まる味わい。夏の終わりも近いだろうし、ちょうどよい朝ごはんでした。

 

ごちそうさまでした。