今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 928)じゃこ大葉トマトの冷製パスタ

 

イタリア人はパスタに厳しい。「パスタは待つな」という格言があるくらいで、茹でたてにこだわる。カルボナーラに生クリームを使うなんてもってのほかなんだとか。

 

冷製パスタにしても、水でしめるなど信じがたいらしく、冷製といいつつ常温なんだとか。日本酒の「冷や」が常温で、冷たいのは「冷酒」みたいなこだわりですね。

 

さてこちら、喫茶店の夏季限定メニューの冷製パスタ。あたしゃ根っからの日本人なのでまったく抵抗なく注文する。大葉とじゃこの組み合わせは、実に期待できそう。

 

やってきたのは、細めのパスタ。カッペリーニというらしい。ざく切りのトマトと千切りの大葉、赤と緑のコントラストが美しく、まずはクルクルと麺を巻いてパクリ。

 

そうめん的な細さながらも、オリーブオイルとニンニクの香りがパスタであると声高に主張している。大葉の香り、じゃこの塩味は細巻を食べているかのような味わい。

 

トマトを刺して、そのまま麺を巻きつけて食べてゆく。冷たい麺は主張は弱いけど、喉越しがさわやか。ひたすらに、ただひたすらにおいしさを堪能する。ボーノです。

 

食事を終え、イタリア人ならエスプレッソを飲むところですが、ガムシロップとコーヒーフレッシュに塗れたアイスコーヒーでしめる。日本人に生まれて、よかった。

 

ごちそうさまでした。