物の大きさをざっくり伝えるのは難しい。たとえば科学的に厳密だと思うカルテの記載でも、正確なミリ数よりも感覚的にわかりやすい大きさが記述されているとか。
小さいほうから粟粒大、米粒大、小豆大、豌豆大、爪甲大、小指頭大、母指頭大、雀卵大、胡桃大、鶉卵大、鳩卵大、鶏卵大、鵞卵大、手拳大、乳児頭大、小児頭大。
ウズラやニワトリはまだしも、ハトやガチョウの卵といわれてもピンとこない。歴史的な記載だからいずれなくなるのだろうけど、どうやって決められたのか趣き深い。
タバコの箱や硬貨と写真に撮るなんてアナログな方法もありましたね。たとえば、ファミコンのカセットの大きさ、ではアラフィフしかわからず、共通言語足りえない。
で、この立田揚げの大きさをどう伝えたものか。ほぼ麻雀牌の大きさですが、わかる世代や性別が限られそう。切手大、厚さ1 cmだけど、Z世代は切手がわかるのか。
実に悩ましい。そんなことを思いつつ、立田揚げを楽しむ。1年ぶりの再会ですが相変わらず生姜がきいておいしい。立田揚げについては、いつも通り思い出が浮かぶ。
https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2022/08/05/070000
夏バテ防止に積極的に食べているので、BMI は 25を行き来するG線上のアリアを奏でます。揚げ物界では比較的ヘルシーだろうマグロの立田揚げならOKでしょう。
立田揚げを噛み締めたのち、ごはんを追いかけて食べるのが昭和の三角食べ世代。マグロは熱が入ると鶏に近いような風味になるけど、しっかりと魚の味わいも残る。
フロッピー、MDはもちろん、CDあたりも物の例えには使えなくなるんだなあ。しみじみ思いつつ、食事を終える。後客では立田揚げが売り切れており、気まずい。
ごちそうさまでした。