今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 933)味玉ら〜めん with ライス

 

敵に塩を送る。戦国時代に内陸の甲州は塩がとれず、今川や北条による塩留めに苦しんだ武田信玄に、越後の上杉謙信が塩を送ったという逸話からくる言い回しである。

 

今ならば、経済制裁とその対策のような話ですね。実は謙信も塩を送ったわけではなく、禁輸せず、暴利を貪ることを禁止しただけで、政治的なかけひきがあったとか。

 

詳しくはググってください。ここで言いたいのは、動物が生存するにあたり塩分がいかに大事かということです。それなのに、ここ数日は減塩のことばかり考えていた。

 

血圧の薬を飲んでるし、医師の言葉は怖いけど、これだけ減塩を意識すれば、たまにはいいじゃあないかと意志の弱さを発揮する。押さえつければ、反発がくるわけで。

 

さて、本日はいわゆる家系ラーメン。ラーメンライスの似合う、豚骨しょうゆのニクイやつです。麺好きの私ですが、ブログをみるに、あまり家系を食べていない様子。

 

濃いめのスープに、ライスがマストの家系を無意識に避けていたのかな。ともあれ、ライスは少なめ、麺はかためで注文。壁に貼られた食べ方指南を見つながら待つ。

 

スープは飲まない決意だけど、最初のひと口だけやむをえまい。豚骨っぽいくさみはなく、野菜や昆布を煮出したという濃厚さは、その残り香だけでライスがイケる。

 

かための麺はゴワゴワして、スープを適度にからめとり、ワシワシと噛み締めるのが快感です。スープを吸ったほうれん草をオカズにしたり、海苔でライスを巻いたり。

 

いやあ、楽しい。やはり食事はこうでないと。高血圧はさんざ好き勝手食べてきたツケなんだけど、週1くらいのラーメンはなんとかならんものか、切に願いをこめる。

 

本来ならニンニクを入れて完全体を楽しみたいけど、午後のおつとめがあるので、赤い唐辛子だけにする。味玉を割って、ライスとともに食べると、至福のひととき。

 

食事中に殆ど水を飲まないのだが、味の濃いものを食べるときは意識して飲むようにしようと、グラスの水を飲み干す。隣の青年がライスをおかわりするのが頼もしい。

 

ごちそうさまでした(罪の意識)。