いつの間にかBLTサンドときいて、ベーコン、レタス、トマトとわかる自分がいる。少なくとも学生のころは知らなかったし、21世紀に入ってから見知ったのだろう。
Wikipediaの記事は思ったより長く、米英での人気が書いてある。トマトの収穫期の夏の食べ物らしく、時期になるとベーコンの原料の豚バラ肉の値段が上がるとか。
わが国でも米軍基地の周りやサブウェイなどのファストフード、あるいはコンビニ辺りで広まったのだろう。パンに水っぽいトマトを挟む辺りが、いかにも舶来品です。
トーストされたパンに挟まれたBLTは、彩りが美しい。ガブリといけば、まずベーコンの薫り高い塩っけが感じられ、ともするとしつこい脂をトマトの酸味で相殺する。
なるほど高相性です。米英の人なんて食べ物の旬を気にしているとは思えなかったのですが、これは納得。トマトのおいしい季節に食べると、よりおいしいでしょうね。
厚切りのベーコンは時に噛み切れず、ズルズルと引きずりだすので、具の空白地帯ができるのも、いとをかし。いかにも軽食といった味わいは、甘いコーヒーが合うな。
ごちそうさまでした。