減塩クエスト第2弾。みんなの食卓でありたい、松屋へやってくる。松屋といえば充実の定食ラインナップと、カレーだろうとデフォルトでついてくる味噌汁である。
本来嬉しいサービスだけど、減塩志向には難敵である。味噌汁の塩分は1.5gあるので、味噌汁を残してクエスト目標の2g台前半を狙うなら3g台までを選べばよい。
牛めし大盛 3.6g
ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし小盛 3.7g
アンガス牛焼肉W定食 3.9g
ソーセージエッグW定食 3.3g
定番朝定食 2.6g
Wで選べる玉子かけごはん 1.7g
なるほど選択肢はそれなりにありますね。しかし味噌汁を残したとて、卓上のドレッシングや醤油、紅生姜などを加えるとあっという間に数字が跳ね上がる。ムムム。
朝定食では、さらに選べる小鉢も加わる。牛丼屋の看板のミニ牛皿なら0.7gだ。そもそも味噌汁を残す前提だけど、本音のところ出されたものは残したくないのよね。
こちらは入口の券売機と店奥のキッチンが完全に分かれているので、食券を買った後に味噌汁なしで、なんて気軽に言える状況ではない。ゆえに、メニューは絞られる。
結局Wで選べる玉子かけごはん+とろろを選ぶ。玉子の味つけを醤油ではなく、定食の松屋ならではの卓上調味料である甘口焼肉のタレにすれば、減塩かつ風味が出る。
さらに、とろろを味噌汁に入れてしまえば塩分2g台前半ですみそうです。お行儀は悪いけど、こちらはセルフの松屋だし、誰もみていないのをいいことに実行する。
玉子かけごはんを食べると、焼肉のタレの甘みはほのかで、米つぶの甘みがわかる。いつもの松屋ならオカズヂカラに塗れるので意識しないけど、ごはんがおいしいや。
さて、とろろ汁に七味をかませば心も体も燃える。はじめはお互いよそよそしいのだけど、徐々になじむうちに一体化するとろろ汁。もったりとして、滋味あふれます。
薄味の玉子かけごはんをよく噛んで、舌に喝を入れるようにとろろ汁をすする。多少味気ないけど、やはり減塩、節酒の効果でむくみがとれたのか、体重が減っている。
いわゆるオクスリは論外だけど、カフェイン、糖質、アルコールなどさまざまな依存症が蔓延っている。塩っぱいもの好きの私は、実はナトリウム依存症かもしれない。
ともあれ、七味を入れすぎたとろろ汁を主力に、紅生姜や追い醤油の誘惑に耐え、玉子かけごはんを平らげる。紙ナプキンで口をよく拭い、お茶をグイっと飲み干す。
ごちそうさまでした。