猛暑の影響は、ヒトのカラダだけでなく、農作物にも押し寄せている。身近なところでいうと、春菊の不作のため、立ち食いそば店では休止を余儀なくされたところも。
本日の朝食はめとろ庵。ミニ丼とミニそばの朝食セットにを目論んでいたけど、券売機に春菊天そばを見つける。ここで会ったが百年目、ウキウキと食券を提出する。
お得な朝食セットも捨てがたいけど、春菊天の誘惑には勝てない。呼び出しを受けて受け取りにいくと「春菊天、今日から(再開)なんですよ」とのこと。ラッキー。
勝手知ったるめとろ庵のツユなので、味見もせずに七味をパラパラとかける。何はなくとも、春菊天から。かき揚げの端っこをちぎりとり、口に運べばなんともほろ苦。
これこれ、これだよね。ズルズルそばを啜れば、朝はやや肌寒くなってきただけに、胃から暖がとれます。あとはとくに意識せず、そばやかき揚げを適当に食べ進める。
姿揚げタイプと異なり、かき揚げ状の春菊は葉っぱや茎の食感よりも、全体としての苦みがまさります。もろもろと崩れゆく春菊天を箸で追いかけるように平らげる。
お浸しもいいけど、春菊はすき焼きのような濃い味つけの料理に伍する野生味が魅力ですね。立ち食いならではの春菊天そば、復活を嬉しく思い、食べ支えようと誓う。
ごちそうさまでした。