今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 640)チャーハン&焼き餃子

 

 

ラーメン店でランチを食べるとき、お腹具合によってサイドメニューに半チャーハンか餃子を追加する。いずれとも相性はバッチリで、約束された幸福が得られるのだ。

 

ふと、チャーハンと餃子の組み合わせはどうだろうと思いつく。それぞれ単品としても主役をはれるので、味は問題ない。お互いを高め合う相性のよさはあるだろうか。

 

どう例えればいいのか。ダウンタウンで考えれば、松本と浜田の名コンビには誰も異論がない。しかし松本が一緒に番組をしていた紳助と浜田が組んだらどうなるのか。

 

松本がラーメン、浜田がチャーハン、紳助が餃子。うーん、どんな化学反応が起きるのか興味は尽きない。とりあえず券売機でチャーハンを買い、2種の餃子に悩む。

 

一口黒豚餃子と肉野菜餃子、どちらもおいしそうだな。そういえば、こちらの店には何度も来ているけど、餃子を頼むのははじめてだ。ここはお安い肉野菜餃子にする。

 

やってきたのは雪だるまのようなシルエット、玉子とチャーシューのみのシンプルチャーハン。ふだんは半チャーハンだけど、それが2つ並んで全チャーハンなわけだ。

 

こちらの味は安定、安心で、全幅の信頼をおいています。スープも濃すぎず、薄すぎず、紅生姜をアクセントにもりもり食べられます。さて、この辺で焼き餃子なぞ。

 

あらかじめタレが用意されており、まずは何もつけず半分かじり、断面にタレを染み込ませておく。餃子はシンプルながら絶妙な焼き加減で、ふた口めも当然おいしい。

 

ラーメンとチャーハンならば、チャーハンを頬張り、麺をすすりつつスープで流し込む。ラーメンと餃子もまた然り。しかし、チャーハンと餃子では、そうはいかない。

 

付属のスープだけでは心もとなく、基本的にちゃんと咀嚼することが必要となる。しかし、チャーハンも餃子もそれなりに油っぽいので、アラフィフには少しつらい。

 

餃子をスープにひたすとツルンといけるのが発明で、満腹前になんとか完食する。おいしいけど、半チャーハンと餃子でよかった、過ぎたるは猶及ばざるが如しだな。

 

紳助と浜ちゃんの相性は、自分でオチをつけるトークと無双のツッコミなので、悪くないけど期待ほどではないということか。ふくれたお腹をさすりつつ、帰路につく。

 

ごちそうさまでした。