今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 967)特製ラーメン

 

PASMOSuicaなどの電子マネーは、もはや生活に欠かせないインフラである。クレカからチャージしていると、お金を使っていないような錯覚に陥るのが注意点か。

 

キャッシュレスの利便性は高く、チェーン店はもちろんのこと、個人店でも使用できるところが増えている。気がつけば1日現金を使わずに過ごしていることも多い。

 

店側も手数料はかかるだろうけど、現金を取り扱わなくてよいというメリットは大きい。しかし、年配の方はついていけているのだろうか、などといらぬ心配までする。

 

さて、こちらの特製ラーメン。大山鶏からとったという淡麗な旨みがスープに詰まっている。ピッ、ピッとカードを押し当てて食券を受け取り、水をくんで席につく。

 

ここが都心だからか、ラーメンも千円を超えてくるようになりました。しかしお札を出すという儀式がないぶん、心理的ハードルは低いし、元をとりたい意識も薄い。

 

さすがに特製は味玉、チャーシューなどタンパク質がたっぷりで嬉しく、フィンファンネルのように屹立した海苔も頼もしい。ツルツルと喉を走り抜ける麺が快感です。

 

デマンドブルだか、コストプッシュだか知らんけど、インフレに慣れない。社会人になってずっとデフレだった氷河期世代としてはマックの59円バーガーが懐かしい。

 

そんなことを思いつつ、スープをゴクリ。旨みが詰まってます。当然スープもお値段のうちだけど、塩分過多をお医者さんに叱られるので、二、三口でやめておくか。

 

電車マネーの流通で、お札はともあれ小銭の流通は減っていくのだろうな。ギザ10に燃えた幼少の砌が懐かしいや。グラスの水でいじましく塩分を薄めて席を立つ。

 

ごちそうさまでした。