今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 999)ラーメンランチ

ブログ的にメタなことをいうと、麺を食べ続けること999回目である。この情熱と時間をほかの何かに注げば、ひとかどの人物になれたのではないか、と煩悶する。

 

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。過ぎ去った時間は決して戻らないので、前進しかない。気持ちを切り替え、999に敬意を表して醤油ラーメンを。

 

そう、星野鉄郎リスペクトで昔ながらのラーメンライスなぞ。澄んだ醤油スープ、叉焼、のり、ほうれん草、ゆで玉子、メンマ。懐かしくもありがたいラインナップ。

 

 

スープに油膜が張っていて、湯気が出ていません。レンゲを差し込んで飲めば、あっさりしているのに、すごく深みがあり、鶏がら、豚骨、昆布などの絶妙なバランス。

 

中太縮れ麺をすすり、鼻腔に残る醤油の香りでライスが捗る。ライスをいくらか噛んだのち、スープで流し込むのが快感。ピリ辛のキムチも、ライスのよきお供です。

 

ライスにはのりを巻いたり、ほうれん草をワンバンさせてみたり、いろいろな組み合わせを楽しむ。キムチ、ライス、スープのジェットストリームアタックが楽しい。

 

星野鉄郎はラーメンを感激して食べていたけど、同じ松本零士男おいどんに出てくる大山昇太はラーメンを食べた後、気だるそうにライスをスープに入れていたっけ。

 

ともあれ、私の狭い行動範囲で考えうる最高のラーメンライスがこちらです。ダイエットはどこへやら、漢メシをすっかり堪能して、慌てて食後の水で薄めにかかる。

 

ごちそうさまでした。