キングオブポップがマイケル・ジャクソンなら、キングオブヌードルはカップヌードルだろう。異論はあろうけど、そう思う。
その由来は朝ドラでくわしく描かれたようで、先人に感謝することしきり。何よりも驚くのはマイナーチェンジを繰り返しながらも、今なお、その味が受け入れられている事実。
スタンダードはしょうゆ、カレー、シーフードの三強かと思いきや、マツコの知らない世界によれば、チリトマトを加えた四天王なんだとか。
へー、言われてみれば確かに。ずっと売ってるけど、あまり食べたことないなぁ。なんというか、ノーマルなしょうゆが好きすぎて。
おにぎりにはカレー、唐揚げにはシーフード、なんとなく場合分けもある。しかし、しょうゆには副菜などいらない。酒をたらふく飲んでおけば、それだけでオーケー。
お湯を沸かす間にフタをあけ、乾燥したままの謎肉をひと粒パクリ。しょっぱい。当たり前の味に期待が高まる。フタを押さえるシールがついたのはいつ頃だろう。ユーザーフレンドリーな進化はいつでも大歓迎です。
3分間という絶妙な待ち時間を終え、いざ実食。
まずはスープをひと口。うん、いいときの菅野のピッチングのように、安定感にあふれてます。
ふわっとした卵、歯ごたえのいいエビをパクリ。ネギも含めて、色数が多いのは、おいしい証拠。
そして、出来上がった謎肉をパクリ。これが大豆由来だと知ったのはつい最近ですが、これならベジタリアンになれるかも、と思うくらい衝撃でした。うんうん、やはりおいしい。
あとは麺をスルリ、具をパクリ、スープをゴクリ。塩分が気になるなら、カップヌードルには手を出すべきではない。ここは、跡形もなく食べつくすのが、酒の勢いであり、自分への戒めでもある。
底が見えるまでキレイに食べたあとは、グラスに注いだ水道水で喉の渇きをうるおす。これこれ、ここまでがカップヌードルの食べかた。
ごちそうさまでした。