プロ、職人、名人。道を極める人への敬称はさまざまですが、そこにはある種の畏敬の念がつきまといます。奴はできる、なんて言われてみたい。
で、コンビニでみかけたカップヌードルプロ。では在来品はアマチュアに区分されるのか、と手にとると、どうやら「プロテイン」のプロらしい。
フタには、蛋白質15グラム、糖質50%オフ、食物繊維+ビタミンB2たっぷり、など殺し文句が舞い踊る。筋肉志向の人にはたまらないんだろうな。
私もプロサラリーマンの端くれ、と強弁しつつお湯を注ぐ。ぱっと見で何の違いもない。さすがカップヌードル、原点にして到達点、王者の余裕。
3分間は過ぎてみれば刹那。フタを恭しく剥がして箸で麺をひと回し、ズルズルとすする。うん、そうと言われなければわからない、いつもの味。
カップヌードルライトもそうだけど、吟味しないと違いがわからない味のクオリティがすごい。気持ち謎肉の味が濃く、歯触りがやわいくらい。
はたして筋肉志向の人がカップ麺を食べるかはわかりませんが、個人的にはダイエットコーラ、ノンアルビールを嗜むので、全くもってアリです。
ざっかけなく麺をすすり、エビをつつき、謎肉を食み、卵を舌で潰す。いつもの作法だけども、栄養バランスがいいと思うと、それだけで嬉しい。
ごちそうさまでした。
★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。