ガード下の立ち食いそばがなくなったと思ったら、居抜きでチェーン店が入っていた。
独立系の店がなくなるのは寂しいけど、選択肢が回復したのは喜ばしい。
改装された店内は清潔で、券売機で PASMO が使えるのが助かる。立ち食いそばには珍しいタッチパネル式には一瞬戸惑うけど、じきに慣れるんだろう。
お渡しどころをみれば、食券の列がうどんとそばに分かれている。なるほどひと工夫、券売機での動作がひとつ減るもんな。
程なくやってきたそばは、みたところ透明で、醤油よりも甘みの強いツユ。このチェーンは初めてですが、おいしい。ありだな、アリ。
さて、あとはどこで食べてもわが作法にのっとる。まずは丼ぶりに口をつけ、ほんのり温まった白身をつるりと飲み込む。こうすると、ツユ全体に溶け出さないからネ。
かき揚げは箸を入れるとホロリと崩れるソフト系。タマネギの甘みがしっかりと感じられ、にんじんや青菜などもあわせ「野菜を食べてる感」が心強い。
途中で、黄身をつぶし蕎麦にまぶしつつすする。
ツユは途端に濁るけど、黄身もなるべく散逸させないようたどり着いた食べ方。ツユをすべては飲み干せませんからね。
朝早い店内はいつのまにか先客もはけ、気づけば客は私ひとり。
店員さんはシフト交代のタイミングか、総勢4名。どうということはないけど、ちょっと箸が速く動いた朝でした。
ツユをゴクゴク飲んでひと汗かきました。グラスの水をゴクリと、口のなかの油と玉子っぽさを洗い流す。
新店は気持ちいいね、ごひいきにしようかな。
ごちそうさまでした。