いろいろありそうで、お昼を食べ損ねる予感のする朝。今のうちにしっかり食べておこうと朝食メニューに目もくれず食券機をサーチ。
で、期間限定のねばとろごはんにひかれて、朝から英世先生のお出まし。タッチパネルに希望を託して幸せへの切符を手に入れる。何のこっちゃ。
セルフの水をチビチビやりつつ出来を待つ。
穏やかな朝食時間帯にオキテ破りの通常メニュー。さらに揚げ物付きなので、そこそこ待つのは覚悟のうえ。待ってる時間も朝食のうちです。
小次郎破れたり! というほどは待ってませんが、じわじわ上がる期待値、そしてやってきたのはそれに応える美麗なプレート。
トロロ、オクラ、メカブ、納豆のネバネバ要員。主役級なのにあえて脇を固めるマグロ、卵黄。ネギやお新香はいいアクセントになりそうだナ。まずはワサビをタレに溶かし、まわしかける。
あとは墨をするごとき明鏡止水の境地でひたすら混ぜる。煩悩をとりさるべく 108 回混ぜようかと思うも、空腹に負け、ほどほどにしておく。
見た目は悪いけど、間違いのない味を確信するねばとろのビジュアルにご満悦。かき混ぜたねばとろを目で牽制して、しばらく寝かせておく。
まずはアツアツのとり天をパクリ。おっ、サクサク。朝イチだからか油も軽い気がするネ。和がらしをつけるとサッパリして実においしい。
とり天で実にご飯がすすむクン。
いかんいかん、メインディッシュにたどり着く前にご飯が終わったら本末転倒。おかわりなしの十六穀米だから、取り返しがつかないところだった。
いそいそと茶碗の空きスペースにねばとろを流し込み、口を大きく開いてパクリ。
やはり納豆の力が前面に出てくるけど、トロロ、オクラ、メカブもそれぞれ粘りを主張している。
あれだけかき混ぜたのに、なんとなく区別できるなんて、口腔の感覚って鋭敏だなー、と変に感心する。
これを海苔で巻いてチビチビ食べつつ、1ガロンくらいビールを飲みたいなー、なんて朝から社会不適合なことを夢想するくらいおいしい。
なんというか、食材の組み合わせ的にカラダにすこぶるよさそう。調べてみれば 600 キロカロリー。おお、揚げ物もついてこれは助かる。週イチくらいで食べたいな。期間限定なのがズルイ。
でも塩分は6グラム。1日の所要量の半分以上なのがねー。高血圧気味のオジサンとしては残念無念なのよねー。
ともあれ、朝から満足度の高いエネルギーチャージにニンマリ。きっとこれならランチ抜きでも乗り切れるでしょう。
おいしくいただいたあとは、グラスの水で唇を湿らせてはネバネバを丹念にぬぐう。おいしい証拠を隠滅です。
ごちそうさまでした。