餃子が食べたい、そんな夜。
カリッと焼かれた皮、野菜と肉の旨味が詰まった餡、それらが織りなすハーモニーを感じたい。
本場中国では水餃子が当たり前とかいわれても、ここは日本だと即反論する。郷に入っては郷に従え、だな。
さて本日はぎょうざの満洲。王将に比べるとマイナーですけど、埼玉や都下民の一部にファンは多い、と思う。
席に着けば、水とともに餃子の小皿が運ばれてくる。まさか餃子を頼まないわけないよね? という自信の表れ。「3割うまい」の標語はダテじゃない。
タッチパネルで慎重にメニューを選ぶ。餃子は外せないとして、晩酌のアテになるものがいいな。
汁ものはおなかたぷたぷになるので、できれば野菜的なものを〜と悩んでホイコーロをチョイス。うん、ビールによく合う、我ながらいい仕事。
出来上がりまで手持ち無沙汰で、餃子の小皿にコショウをサカサカ入れ、お酢をタラリ。酢コショウをつくる。
醤油を入れないほうが、皮と餡の味がよくわかる気がします。コショウをたっぷり入れるのが、おいしさの秘訣。
ビールを飲みつつ待つこと5分、やってきましたマイ餃子。1つつまんで、まずはそのまま半分サクリ、ハフハフ。これこれ、これが食べたかった。
断面によくしみこませて二口目。くうう、アンタうまいよ、最高だよ。解放された肉汁たちも大喜びだよ。ビールがうまい。
ホイコーロも野菜不足解消の強い味方。強めの味噌味がビールをさらに加速する。キャベツの芯近くのゴリゴリに負けない強気な味つけが助かる。
ビールで濃厚な味噌を洗い流して、再び餃子。小麦粉、豚肉、野菜すべて国産というご自慢の餃子。
3つ食べたところで、タレに醤油を足して味変更。うんうん、これもやはりイイね。
あっという間になくなる餃子たち。最後の1つは、お行儀ワルですがホイコーロの味噌ダレをペトリ。
うふふ、あまりのおいしさに、思わず声が出そうになる。オッサン1人でわろてたら不気味なので、すんでのところで踏みとどまりますけど。
野菜はたくさんとったけど、どうも中華を食べると、気が焦る。熱さも味のうちという強迫観念で早食いになるのが反省点。でも大満足。
ごちそうさまでした。