「羽根つき」ってモビルスーツの異名っぽくて響きがいいな。スカート付きならリックドム、四枚羽根ならクシャトリヤ。そして羽根つきならば、大阪王将。
そもそも論で、いつから餃子の羽根つきが尊ばれるようになったのだろう。焼き餃子の焼き目のカリカリ感は大事だと思うけど、連結は求めていなかった。
発祥をググれば、餃子の街、東京の蒲田から広まったとか。焼き上げる際に水溶き片栗粉を垂らせばパリパリの羽根ができるわけだけど、アイデアだよなぁ。
で、大阪王将の餃子。私がかつて慣れ親しんでいた「餃子の王将」と似てるけど、のれん分けとも違う微妙な関係。気になる人は Wiki で調べてください。
名古屋のご当地グルメ味噌煮込みうどんだって、山本屋本店と山本屋総本家があるし、その辺は難しいよね。いきなりステーキもフォロワーが多かったし。
さて、本日は大阪王将の冷凍餃子です。冷凍なのに羽根つき、羽根つきなのに油も蓋もいらない。信じられないけど、そう謳っている。百聞は一見に如かず。
火力を調整して待つこと5分。レシピ通りなら出来上がりだけど、いまいちパリッと感がない。とろ火寄りの中火だったかも知れないので、もう少し加熱する。
で、出来上がりに驚く。王将の回し者ではないけど、度肝を抜かれます。何もつけずに1つ食べてみれば、パリパリの皮にジューシーな餡がたまらない。
付属のタレをつけてビールとともにいただけば、もはや言うことはない。技術大国ニホンの底力を思い知る冷食に感謝しつつ、ふた皿目をジワジワと焼く。
ごちそうさまでした。