今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 43)自家製オムライス

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オムライスが食べたい。


ふわっふわ卵とか、デミグラスソースとか、本格的なヤツではない、昔ながらのオムライス。


ベタベタにケチャップを使ったチキンライスに、うす焼き玉子がのって、さらにケチャップがかけられたタイプ。


今どきのファミレスは良くも悪くも小綺麗になっていて、こういうのは老舗の喫茶店にでも行かないと食べられない。


しゃあない、自分でつくるしかないのかな〜とタマネギ、鶏肉、玉子を買い出し。家にあるケチャップでは心許なく、念のため、もう1本買い足しておこう。


まずば米を炊く。どうせ炒めるんだし、少しかために水加減してスイッチオン。炊きあがりまで、タマネギを刻んでおく。新タマネギだから、目にしみないナ。


まずはじっくり新タマを炒め、透明になったらいったんとりだす。次に鶏肉を炒め、鶏皮から出た油とともにさらに新タマを炒める。塩コショウするとこれだけで食べられそうだ。


炊きあがったご飯はフタをあけて蒸気をとばして、ドッサリとフライパンへ移動。ケチャップをこれでもかと加え、ネチャネチャこねるように炒める。


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チキンライスはパラパラよりしっとりがおいしいよね。とにかく焦げないように火を通す。


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ご飯は大きめの茶碗で型どりをして、皿に押しつけるように盛りつけ。フライパンを洗って、オム部分の制作にかかる。意外と忙しいな、オムライス。


卵2つ、牛乳大さじ2杯くらいをよく混ぜて、バターを熱したフライパンへそうっと流し込む。菜ばしでつつきながら、半熟の時を待つ。


ほんとはご飯を包んで、トントンと巻いてみたいけど、私にそんな技量はないので、トロトロの薄焼き卵をご飯にのせて完成。ボロボロの失敗作は自分で食べよう。


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おっと彩りのケチャップも忘れてはいけない。これがキモだよね。


食べてみれば、当たり前だけど濃い目のケチャップ味。でも、うす焼き卵は卵本来の微妙な甘みがかえって際立つな。


鶏肉と玉ネギはお守りみたいなもんで、主役はあくまでケチャップライスと卵。おいしい、でも絶対にあとでノドがかわくな。


うまく包めるかどうかは、男の手料理にとって重要ではなく、ケチャップを堪能できたかがポイント。その意味では大成功で実においしかった。


こんどはファミレスで、ドミグラタイプのを食べようかな。あれはあれでおいしいよな〜。


ごちそうさまでした。