今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 110)ゆきラーメン

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ひと口に雪と言っても、思い浮かべるところは人それぞれ。


北陸では水っぽいボタ雪が降ることが多いし、北海道ではサラサラしたパウダースノーが降るらしい。


なんでこんなことを言い出したかといえば、こちらの「ゆきラーメン」に積もる雪はどんなものかと思いを馳せたから。


なんでも、くさみを除いた背脂をゆきのように散らしたという看板メニュー、期待が高まるね。


やってきたのは北陸寄りかな?  なんて感じのゆきラーメン。チャーシューをよけて、脂身をレンゲで集めてまずはひと口。


ふうん、能書きどおり、くさみはまったくなく、脂の甘味が感じられ舌に残るは旨味のみ。いいネ。


そして、塩トンコツスープをクピリ。おおお、かなりしょっぱい。高血圧界の若頭、塩分上等の私を驚かせるくらいだから大したもんだ。


この濃いめのスープに、淡白なモヤシやキャベツが合うんだね。よく考えられたトッピングです。


しばらく具材を食べ進め、ようやく見えてきた麺はかなりの歯ごたえ。盛岡冷麺を彷彿とさせる頑健さです。


緩やかなウェーブが適度にスープをまとい、口に入るのはちょうどいい塩梅の麺。


チャーシューは赤みがかったローストポーク風、1枚はスープに漬け込んであとのお楽しみにしよう。


このあと人と会うので卓上のニンニクはガマン。コショウで味変を楽しんでいると、お隣さんはごくごくスープを飲み干している。強心臓ならぬ強腎臓ですねえ、感心、感腎。


あらかた食べ終え、お楽しみのチャーシューをガブリ、モグモグ。大満足だナ。こんどは、ニンニクましましで食べたいな。


グラスの水を2杯飲み干し、塩分を稀釈しておこうっと。


ごちそうさまでした。