ハンバーグの定義ってどうなんでしょう。挽き肉を成形して、こんがり焼いた料理といえば、まあそうなんだろうけど。
亜流なら煮込みハンバーグもあるし、ホニャララバーガーとか言えば、きんぴらバーガーとか、アレはどういうポジションなんだろう。
ともあれ、定食メニューの末尾、最高価格帯に位置するこちらのツナハンバーグ定食。
ドラクエで言えばハーゴンやバラモスのようなラスボス手前の位置づけ。見逃してはなるまい。
やってきたのは小鉢も賑やかな定食。こいつは、にわかに忙しくなってきやがった。
まずは味噌汁で箸を湿らせる。大根、人参、えのきが入った具沢山タイプ。その気になればご飯半膳はいけそうな頼もしさ。
りんごの入ったポテサラはいかにも手づくり。どことなく給食を思い出す郷愁の味。ソースをかければ大ジョッキでもいけそうな頼もしさ。
さて、メインのツナハンバーグ。まずはトマトをパクリ。おお、冷え冷え。トマトって冷やすとおいしいよねえ。知覚過敏も思わず忘れるおいしさ。
さて、肝心のツナはベーコンにくるりと巻かれたビジュアル。なるほど、こうきたか。予想を超えてくるひと品に胸がときめく。
中をつついてひと口ぶん取り出してパクリ。
おお、刻みタマネギとの相性もよく、タレを絡めるとご飯がすすむナ。途中で大根おろしを食べると舌がリセットされて、さらに食欲が増す。
残ったベーコンでご飯をクルリと巻いて食べると、ンマーイ! 満賀道雄も〆切落として食べに来そうなごちそうです。
ベーコンってヤツァ、なんでこんなにご飯に合うのか。絶妙な塩っ気と、肉と脂のバランスは是非とも和食も見習いたい。ホントにあんた、西洋料理かね。
自家製のおしんこで小休止しつつ、もりもりと食べ終える。最後は、熱い粉茶で脂を洗い流し、グラスの水で汗をひかせる。大満足の昼餉。シアワセはここにある。
ごちそうさまでした。