今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 312)目玉焼きベーコン朝定食 in なか卯

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なか卯の味噌汁が飲みたい、そんな衝動に駆られた朝。私調べでは牛丼屋の類いではなか卯の味噌汁がダントツにおいしい。あくまで私見ですが。


なか卯自身は丼ぶりと京うどんの店を名乗っており、うどんダシへのこだわりがそのまま味噌汁にも生かされているのだろう。実にありがたい。


さて、なか卯の券売機はやたらと操作が必要なので、ものの試しに数えてみるとPASMOの支払いまでで 11 回、発券でさらに 1 回のタッチでした。


これが多いか少ないかはともあれ、年配のひとは大丈夫なのだろうかと余計なお世話をやく。ともあれ味噌汁の味に影響はないので、粛々と待つ。


まずは味噌汁をズズズ、おいしい。ダシがきいていて、油揚げや青ネギなど具沢山。季節の具材はほうれん草で、これだけでご飯が食べられる。


半熟の目玉焼きはご飯にのせ、黄身に穴をあけて特製旨だし醤油を注ぐ。お行儀ワルは承知のいつもの手順、目玉焼き丼のおいしさは大正義です。


オカズのもう一方の雄であるベーコン。塩漬け、燻製されたのは保存のためだろうけど、味つけ、風味づけが絶妙であり、理に適った工程に感心。


朝定食の「目玉焼きベーコン」と「目玉焼き牛皿は」同料金であり、つまりベーコンと牛皿が同価値なのである。豚さん、えらい出世しましたな。


貴重なベーコンをひとかじり、ご飯を雑にかきこみ、黄身と脂のハーモニーを楽しんだのち、味噌汁と流し込んでゆく。まさに至福のひととき。


380円の幸せ。安い男と思われようと、だがそれがいい。高い=おいしいではなく、舌が肥えると戻らないわけで、小市民の喜びを大切にしたい。


名脇役の味付けのりで、白身とご飯を巻いてパクリ、キレイにひと粒残さず食べる。最後に冷たい緑茶で口をサッパリ、大々満足の朝食でした。


ごちそうさまでした。


しばらくは、お蔵出しです。