今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 84)定食朝定食(牛皿、ライスミニ)

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2枚写真を並べると、間違い探しのようですが、単なる食事の準備のあとさきですね。


味噌汁のフタを恭しくあける。

牛皿と味噌汁に七味をぱらり。

牛皿には紅ショウガを添える。

玉子をコンコンパカリと割る。

玉子にはしょう油をひと回し。

ノリの袋ををていねいに開く。


咀嚼中に余計な動作を入れないための、一種の儀式ですね。味集中というと一蘭の専売特許ですが、朝ごはんはあれこれ考えたくない。


さて、定番朝定食は、定番と名乗るだけあって、日本の朝餉として、申しぶんのない陣容となってます。


シャケがつけばなお良いけど、それでは別の定食になりますナ。


いわゆるチェーン店の定食ですから変化しないようでいて、実は微妙に季節ごとに変わります。


そう、お新香です。


冬場は白菜中心で、しょう油を垂らしてオカズとして食べられます。とくに葉っぱ部分が好きですが、芯の歯ざわりも嫌いではない。


で、季節によってはキャベツになるんですな、浅漬けが。


仕入れの関係なんでしょうけど、旬=おいしくてお値打ちな野菜を提供する姿勢は好感がもてます。シソの実がついてるのがいいネ。


さてさて、まずは味噌汁をひとすすり。しょう油をノリにつけて、ご飯を巻いて食べる。


しょう油内巻き、あるいは外巻きもいいけど、やはり巻いてからしょう油をつけるのがしっくりくる。細かなこだわりポイント。


牛皿の玉ねぎは甘く、玉子かけご飯に合う。


牛の脂の甘みもあって、あたかもすき焼き風。そこで、お新香や紅ショウガで清涼感を得るわけです、ハイ。


お年ごろなのでライスは少なめ、するとオカズ軍の優勢のままで食事が終わります。


舌の上に残る、ご飯への未練を断ち切るべくお茶をいただき、トレイを下げる。


ごちそうさまでした。