今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 159)ゴボー天そば

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暑くも寒くもないと、季節を先取りして温かい汁物が食べたくなる。ファッションには無頓着だけど、食事くらいは敏感でいたい。


さて、立ち食いそばの角を陣取りメニューを睨め回してゴボー天を選択。なんとなく、歯ごたえのよいものを食べたかった。


やってきたのはゴボー天が居並ぶ一杯。


七味をパラパラかけて、いただきます。ゴボーをゴリゴリと食べる。うん、予想通りの歯ごたえダネ。


しっとり系の衣がツユを吸っておいしい。しょっぱいのに、ダシがきいてる絶妙なツユが素晴らしい。七味がきいてるのも回転のよさの証だネ。


ゴボーは基本、かなりの歯ごたえ。たまにやわいのがあるのは御愛嬌。無心になってアゴを動かしていると、ふと思い出す。


なんでも戦時中、捕虜を飢えさせたらいかんと、工夫してゴボーを食べさせたら、終戦後木の根っこを食べさせられた!  と憤慨したとかいう話。


実のところは、食べ物以外の扱いのひどさがあったようだけど。食というものは文化そのものなんだとしみじみ思う。


ゴリゴリと顎を酷使しつつ、そんなことを思う。


そばをツルツル、ツユを少々、グラスの水をゴクリと飲んで、あらかた食べ終える。


満腹になるとラブアンドピース、大事だなーなどと改めて思う。


ごちそうさまでした。