今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 177)肉の万世の排骨拉麺

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専門店以外が出すラーメンの味わいとには、どことなくなつかしさがある。原点、ノスタルジー、昭和テイストといった言葉が近いのかな。


甘味処、スキー場、海の家、そば屋うまいまずいではなく、原風景としてのシンプルなラーメンがそこにある。


そしてこちらは「肉」でおなじみ、万世のブランドのひとつ、ラーメン店。豚の唐揚げ=排骨(パイグー)が香ばしくておいしいお店ですナ。


食券を提出してからわずか1分くらい、早くもやってまいりました、わがパイグー麺。茹でおきなのかもしれないけど、それはそれで潔い。


ウチって肉が専門ですから、ラーメンはあくまで添え物、台座ですよ。ほら、お客さんも排骨目当てでしょう? なんて言われているような気が。


とはいえ、やはりラーメンもしっかりおいしい。スープはサッパリ鶏ガラでゴクゴク飲めそうで、縮れ麺がよく絡んでツルツルいけちゃう。


チンゲンサイ、メンマ、ネギ、もやしは彩りなんだけど、思ったよりもメンマの味がしっかりしていてライスが欲しくなる。


さて、メインは排骨。本来は骨つきバラ肉らしいけど、日本ではほぼ豚の唐揚げをさしますよね。見目麗しきうすい衣のをまとったニクいやつ。


まずはひと口。おお、味が濃い。スープにひたったところはしっとり、そうでないところはサクサク。やはりライス頼めばよかった系のおいしさ。


さっぱりスープも肉の旨みを活かすためだと改めて感心。俄然盛り上がる食欲、ツルツル、もぐもぐ。おっ、端っこのカリカリ感がいいねえ。


何というか、クセのないラーメンに、異色のチャーシューがのった印象。ラーメン通にはどう評価されるかわからないけど、肉いね〜この味。


ごちそうさまでした。