今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 102)天津飯

f:id:socius_lover:20191016075220j:plain


いかにも本場からやってきたという振りをして、そうでないメニューというのがいくつかある。


ナポリタン、台湾ラーメン、スイスロールなんかが代表的で、どれもおいしく、本場っぽいのに現地にはないらしい。


あとは日本生まれの中華料理というジャンルもある。これも多彩で、エビチリ、天津飯、中華丼、冷やし中華などがそれに当たる。


焼き餃子やラーメンなど日本独自のガラパゴス的進化を遂げた料理もあるしネ。まあ料理といえども、郷に入りては郷に従えだ。


さて、本日はそんな和製中華のひとつ、天津飯

天津飯といえば、三つ目、舞空術太陽拳気功砲など、ドラゴンボールしか浮かんでこない。


これぞ鳥山明のネーミングの真骨頂ですよね。トランクスなんてオッサンの下着だし。話が面白ければ、中二病みたいな凝った名前はいらないな。


閑話休題天津飯

フワフワのカニ玉に、甘酸っぱいあんかけがとろり。濃厚な味をご飯にからめながら食べてゆく。途中で付け合わせのスープで口をリセット。


レンゲひとつで進んでいく、実にシンプルな食事。カチャカチャ、もぐもぐ。心おだやかなランチタイム。おっ、カニは缶詰かな、味が濃いナ。


中国にはないとすると、中華圏の人は、天津飯ってドラゴンボールの登場人物でしかないんだな。

なんか不思議。天さんって呼ばれてるのもな。


ともあれ、キレイに完食。若干の物足りなさをお茶で満たす。ああ、チャオズ(餃子)をつければよかった。気が利かないな、オラもまだまだ。


ごちそうさまでした。