今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 178)春菊天そば

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旬の野菜は栄養価が高い、らしい。専門家でないので断言はしないけど、そうであって欲しいとの願望込みです。


とはいえ、促成栽培やハウス栽培がさかんで、果たしていつが旬なのかわからない。子どもの頃の記憶があるから、なんとなく見当はつくけどさ。


平成っ子は、いつでもだいたいの野菜が食べられる環境なわけで、旬という概念がわからないかもしれないな。冷凍食品もあるし。


スーパーで買い物すれば、明らかに旬のものは野菜に限らず、魚でもお安いわけだけどサ。まあ、季節感を感じるのもひと苦労の時代です。


さて、春菊天。これまた立ち食いそばではどの季節でも食べられるけど、やはり寒い時期のほうがおいしい、、、気がする。そうあって欲しい。


券売機をポチッと押して、水を注ぎつつ茹で上がりを待つ。春菊天は、かき揚げ式と姿揚げ式があるけど、ここはどっちだったっけな。


ハイハイ、きました、姿揚げ。徐に丼ぶりを持ち上げ、まずはツユをゴクリ。出汁のきいたしょっぱめのツユが田舎そばに合うんだよね〜。


さて、七味をひとふり、サクサクした茎部分を食べる。青臭さがたまらない。そうするうちにも、ツユは葉に染みていき、モロモロに花が咲く。


慌てて箸ですくいあげて、パクリ。苦味走ったいいお味。うっとり、にっこりしながら、またもや丼ぶりを持ち上げ、ツユとともにかきこむ。


いやー、シアワセ。やっすいけどシアワセ。健康で働けて、うまいメシが食べられるんだから、そりゃそうか。つくづく日常がありがたい。


いかんいかん、朝食だけで大言壮語しすぎだな。今日のエナジーチャージはバッチリ、壁に取り付けられたティッシュを1枚取り出し、口を拭う。


ごちそうさまでした。