今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 181)味噌ラーメン

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寒くなると味噌ラーメンが食べたくなる。これは心情であり、本能であり、宇宙の定説であろう。理屈はともあれ、ラーメン腹なんだよ、今日は。


しかしラーメンは塩分のオーケストラ。血圧を気にするお年頃としては伝家の宝刀。週1杯、いや2杯ならスープ抜きで許されるのではないか。


自分に言い訳、最後の言い訳をしつつ食券をポチり。久しぶりに来てみたら増税がてら値上げしてるけど、サービスデーなので相殺以上の安さ。


カウンターを陣どり、テレビを眺めているとやってきました味噌ラーメン。いかにも「拙者は塩分でござる」といった風体に覚悟を決めて臨む。


まずはスープをひと口、うん、濃ゆい。極太ちぢれ麺をズルズル食べれば、スープがよくからみ、うれしい予感で胃も心も満たされる。


七味をパラリとかけると、ピタリ味が決まる。さらに卓上の謎の小壺が気になって、少し入れてみる。なんだろう、唐辛子っぽいけど。


辛み周辺のスープをゴクリ。辛っ!! なんだこれ? よくわからないけど、旨味と辛味のせめぎ合い、辛味のフォール勝ちといったお味。


ネギ、もやしは箸休め。めんまはコキコキ系で食感が楽しい。チャーシューは繊維がキシキシ歯ごたえよく、全体として一体感のある一杯です。


最後に底に溜まった挽き肉を探そうとするも、コーンをトッピングしないと穴あきスプーン来ないんだナ。箸で丹念につついて、総ざらいする。


いやー、ラーメン欲が満たされるひとときでした。もう少し寒くなれば、尚のことおいしくなるな、味噌ラーメンは。冬の数少ない楽しみだ。


ごちそうさまでした。