朝一番のホームの冷えた静けさが好きさ♩ とは渡辺美里による歌詞ですが、そんな風流を感じる季節になると、朝食は温かいものがいいですね。
とはいえ、今朝の胃腸は油物はノーセンキュー。立ち食い界の主力、天ぷら以外を券売機で探す。おお、肉だ。肉ならいけそうだねえ(本当?)。
演歌の流れる店内でしばし待つ。朝から夜更け気分というか、富士そばにキターという実感に満ちあふれる。オジサン率が高い客層にもなじむし。
さて、呼び出されましたゾ。店名を冠にいただく一杯はさすがにボリュームがあるね。しっかりと、かつ、いそいそとトレイを戴いて席につく。
温玉を逃さないようサジを携えて、まずはそばをお試しにズルリ。うん、安定の富士そばクオリティ。どこか懐かしく、そしてハズレなし。
薬味ネギはつゆに漬け込み、七味をパラリとかけていざ本番。お肉を食べれば脂身多めの豚バラはつゆの味をヴェールの如くまとっています。
海苔とワカメで健康を祈念しつつ、サジで温玉を半裁してチュルリと飲み込む。おお、濃厚だネ。
煮えてきたネギは風邪気味の身体にしみるなあ。
具材を食べるうちに身軽になったそばが食べやすくなる。ズルズル、ズルリ。これからの労働の糧となる栄養だ、おいしく食べねばなるまい。
蛋白質と炭水化物。漢の基本を形づくるメニューに大満足。寒空のもと出勤ルートもあとわずか、ファイト! と自分に言い聞かせたりします。
ごちそうさまでした。