今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 204)かき揚げうどん

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久しぶりに来た立ち食いそば店には「新そば、はじめました」のポスターが。どこでも見かける時期だなぁ。しかし、あえてうどんを頼む。


基本的にそば派だけど、たまにうどんが食べたくなる。うどん/そばでつツユを変えるなんて店もありますが、こちらはそばと同じ濃いツユです。


季節の創作メニューも多い店ですが、朝メニューは絞りこんであります。うーん、かき揚げにするかな。立ち食い界のスタンダード、イロハのイ。


食券を提出して、カウンターで待つこと一刹那。やってきましたマイうどん。鎮座したるかき揚げの構成は、玉ねぎ、にんじん、水菜かな。


かき揚げは適度にツユを吸って、お返しに油を出して。いい出会いになりそうな予感とともにまずはひと口。おっ、サクサクと玉ねぎが甘いね。


しかしサクサクは束の間、衣薄めで揚げられた野菜は麺上で瓦解する。でも、うどんをすすれば自然にモロモロ野菜も食べられるってえ塩梅だ。


うどんは太からず細からず。何というかスーパーの茹でうどんのごとく、コシなんて知らん、といったやわらかさは讃岐あたりとは一線を画す。


そうそう、こういうのが胃にやさしいよね〜。ふうふう、ズルズル、もぐもぐを繰り返すうちに、デコに汗、体のうちからホカホカです。


最後に浮かぶ天ぷらのカケラたちをかき集めるようにしてツユを飲む。うーん、サイコー。底に沈んでいた七味がここでパンチを効かせますネ。


しかし、立ち食いそばでうどんを頼むと、気のせいだけど店員さんの表情が曇る気がする。マジすかって言われたような、勝手な自責感があるな。


ま、メニューにあるんだから、頼むけどサ。


ごちそうさまでした。