今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 264)四川坦々麺

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坦々麺の立ち位置は難しい。専門店もあるし、中華料理店で供されることもある。あるいは、ファミレスでも、それなりのものが楽しめたりする。


そもそも中国では汁なしとか。日本にきてアレンジされて〜など意見はあろうけど、日本人なら和風中華。ビバ、焼き餃子、天津飯冷やし中華


とか言いつつ中華料理店で坦々麺。何でわざわざ四川と銘打つのかと思えば、こちら広東料理店なんだとか。東京で食べるたこ焼きと思えば OK


さて、程なくやってくる坦々麺。ゴマの香りがたまりません。スープをひと口飲めばかなり濃厚。どことなく焦がし味噌風でサッポロ一番的だな。


麺を食べ始めるといろいろと沈没するので、真っ先に具をいただこう。サクサクの青梗菜の茎を食べて、肉味噌やザーサイとひと通り楽しむ。


あとは麺をやっつける。いかにも中華っぽい細麺が、適度に濃厚スープをからめとり、食べるごとに辛味としびれが細波のようにやってきますネ。


見た目では黒胡麻が主張しているけど、味としてはそれほどでもない。麺と一緒に啜り込んじゃうから、意識して咀嚼しないといけないのかな。


このスープ、ずっと飲めそうな魅力で、中年には危険だナ。ミニ杏仁豆腐で気を落ち着かせよう。甘いもの食べたら、さすがに箸を置けますしね。


ひと汗かくほどの刺激を、トロットロの甘さで過去のものにする。ラーメン店では味わえない、これぞ中華料理店といったランチの幕引きでした。


ごちそうさまでした。