今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 282)春菊天そば

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チェーン店のありがたみは、朝早くから粛粛と営業しているところにある。本部の意思でしょうけど、何にせよ、出勤前にうれしい限りです。


朝の凛とした空気の下、いざノレンをくぐる。気分は温そば、トッピングは何にしようかと逡巡した挙句、まん丸な春菊天と目が合う。


型にハマるな、なんて言いますけど、ある意味でごもっとも。しかし、かき揚げ界では型にハマったほうが、かえって量の均質化がなされるのダ。


到着したのは大ぶりな天ぷらさん。まずは上半分のツユに使ってないほうを箸で突き崩してパクリ。サクサクとスナック菓子のような軽さ。


しかし、鼻に抜ける苦味はさすがに春菊。苦味が旨味と思えるのは、オトナの特権だネ。で、モロモロ崩れていく春菊天を、そばとともにすする。


ネギの辛味と、苦味とのコントラストがステキやん。朝っぱらから揚げ物は〜なんてお年頃ですが、モロモロ春菊天を片っ端から集めてすする。


うん、大満足。なんなら大満足の二乗。春菊の旬をもろともしない通年メニューなのも嬉しい。チェーン店のスケールメリットに感謝、感謝。


ごちそうさまでした。


しばらくは、食べだめのお蔵出しです。