今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 175)白身フライのり弁当

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あまりローソンでお弁当を買ったことがない。ローソンのグリーンスムージーがお気に入りなので、ついついサンドイッチを合わせてしまう。


しかし、パンが続くと露骨に米が食べたくなる。日本人なんだなぁ、と平たい顔のDNAを思いつつお弁当を物色、よし、ここはのり弁にしよう。


やはり、のり弁には白身フライが似合う。地味ながら、名コンビと言えよう。天龍に鶴田、梅に鶯、菅野に小林、富士山に月見草くらい似合う。


まずはのりとご飯をパクリ。くったりしたのりは昭和のおにぎり感にあふれており、ニヤニヤしちゃう。いつからパリパリばかりになったのか。


のりの下に、おかかと昆布が隠れているのは想定内。というか、願望に近い。しょう油の香りをまとったおかかは、とりわけおいしいゾ。


白身フライはマヨが酸っぱおいしい。ちくわ天、そばか、のり弁の上以外であまりみないけど、青さの香りとちくわの弾力は、やはり実力者だネ。


半裁のコロッケはソース味でしっとりおいしい。壺漬けとキンピラは予想通りの脇役ヂカラを発揮しますら、おっ、玉子焼きは甘くないヤツだネ。


彩りと侮っていた明太子がかなりからくて、ノンシュガーコーヒーをすする。うーん、昭和の給食っぽく牛乳にすればよかったかナ、今日は。


高校の頃の弁当箱は倍はあったな、と思いつつ、中年のオナカにはこれで十分。大満足でおなかをさすって箸を置く。食後のコーヒーがうまし。


ごちそうさまでした。