今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 185)肉だんご with おにぎり

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宮崎駿作品はどれも食事のシーンが素晴らしい。とくにお気に入りはラピュタで、ドーラの食事、パズーの目玉焼きパンがすぐに思い出される。


しかし、一押しは肉だんご。パズーが晩ごはんのお使いで買って帰る肉だんご。トローリとしたソースがかかって、実においしそうではないか。


そういえば、石井のおべんとクン、ミートボールが好きだったネ。出来合いが嫌いな母はいい顔しなかったけど、お弁当の大スターだったな。


甘〜くて、ちょっとだけ酸味のあるタレ、練り物のようになめらかなミートボール。食べ終えて残ったタレにご飯をこすりつけてさらえたもんだ。


で、オリジン弁当でみかけた肉だんご。期待に違わぬ甘く、やさしい味の肉だんご。パクリと食べたのち、慌てておにぎりを開封してかじりつく。


実に梅〜! 酸っぱくて、塩っぱくて、昔ながらの自家製だったころの梅干しの味。はちみつで甘くしますだぁ? そんなん知らんといった矜持。


種が入っているのが、また泣かせる。おむすび山をコロコロ転がりそうな、ノスタルジーあふれるおにぎりは肉だんごにも負けず劣らずの実力者。


ひと息ついて、お茶を飲んで、梅干しの種をしゃぶる。お行儀ワルだけど、かすかについてる果肉がおいしく、尖ってる種を舌先で転がす。


育ち盛りじゃあるまいに、こんなんで丁度いいんだよなぁという分量。ランチでは満腹にならないくらいがいいな。午後の活動もあるしねぇ。


中食が増える日々で、コンビニとは異なる「弁当屋」としてのオリジンの強さが垣間見えました。昭和オジサンの舌をガッチリつかむんですよね。


ごちそうさまでした。