今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 341)東京らーめん+排骨

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担担麺の専門店に行くときは、当たり前ですが、担担麺を食べたいときです。ところがメニューを開くと東京らーめんがあるわけで、心乱れる。


まあ、前から存在は知っていましたが、今日に限って醤油ラーメンが実においしそう。鶏ガラと野菜のコンソメスープ、なんてフレーズが刺さる。


君子は豹変す。当初の目的を撤回して、東京らーめんを注文。今日は胃腸の調子もいいので、自分に大サービス、排骨をトッピングしちゃおう。


メニューを眺めていると、各種担担麺のほか、酸辣麺やサイドメニューなど実に魅力的。東京らーめんにたどり着くまで、時間がかかったナ。


やってきたのはシンプルな一杯。スープはずっと飲んでいたいやさしさ。鶏ガラ控えめ、野菜はんなり、醤油遠慮がち。でも三位一体で実力発揮。


担担麺と同じ細麺がよ〜くスープと絡みます。ここで排骨をパクリ。揚げたては、サクサク、カリカリして、口腔器官が宴会を開くような喜び。


彩りの小松菜を食べてしまえば、あとは茶色一色で目た目は地味。ここでサービスの煮卵をかじれば、鮮やかな黄身が出現、スープに浸しておく。


静かなジャズと、麺をすする音と、セミの声。ささやかな、昼下がりのしあわせ。ジャスミン茶をグイッと飲み干して、余韻を残して席を立つ。


ごちそうさまでした。