今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 232)そば屋のかつ丼

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「そばつゆで作った そば屋のかつ丼」の貼り紙をみて、そりゃそうだと思う。むしろ、中華スープやコンソメで作った、なら真新しいけどサ。


な〜んて斜に構えても、そば屋のかつ丼、大好きです。かつそのものよりも、だし、ご飯との一体感が素晴らしい。腹具合と相談したのち注文。


よくみれば、合鴨丼、天丼とともに各種丼ぶりは 1000 円から 700 円に値下げされている。デフレ圧力というより、メニュー体系の見直しかな。


飴でも舐めて待っててねえ、とトレイ一杯の飴が提供されたけど、丼ぶり到着のタイミングがわからないので遠慮、熱いお茶をすすりつつ待つ。


やってきたのは、ミニそば、冷奴、お新香つきのひと品。丼ぶりは小ぶりだけど、かなりのボリューム。さすが学生街、恩恵に与ることとしよう。


へえ、ブロッコリー on かつ丼とは珍しい、パクリと食べる。たっぷりのった水菜はサラダがわりかな、女性を意識したのかもしれないねえ。


肝心のかつは卵が甘〜く、ご飯の進む味。タレだぶだぶ系ではないので、白米がピンとたっておいしい。白菜の古漬けで間を入れつつ食べてゆく。


そば椀はわんこそばくらいのひと口サイズ。汁ものがわりに嬉しい。冷奴は栄養価以上に、涼として助かる。フルコースの如き味わいですね。


最後はかつでご飯を集めて食べる。そばつゆでとじられた卵は看板に偽りなし。こういう街そば屋さんを応援しなきゃ、太鼓腹をさすりつつ誓う。


ごちそうさまでした。