今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 372)力そば

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昨日は食べ損ねた力そば。新たな出会いを求めて、何年かぶりの店に足を伸ばす。老舗ならではの豊富なメニューのなかに力そばをみつける。


正確には「力うどん」。うどん/そば、どちらか頼めるけど、あんかけ、かき玉、鍋焼きはうどんが基本のようす。さすがに鍋焼きそばは無理かな。


壁に貼られた、複雑な家系図のようなノレンわけ表を眺めているうちに、やってきました力そば。餅は焼いたタイプが1つ、丁重に扱わねば。


具材は、餅、揚げ玉、ナルト、青菜、ネギ。揚げ玉を加えている店が多い印象です。ともあれ、せっかくのこんがり感を味わうため、まず半分。


これがまた、よく伸びる。餅の焦げた香りが鼻にぬけると嬉しくなっちゃう。肝心のそばは、二八かな。1本がやや短めで、スルスル食べやすい。


つゆはダシ、返しのバランスがよく、揚げ玉からにじみ出た油が旨みを引き立てます。揚げ玉とともにそばをたぐれば、やがて残るは餅のみ。


ここで半分残った餅をお雑煮気分でやっつける。味のしみた餅をうに〜と伸ばしては食べる快感たるや。薬師丸ひろ子が機関銃を打つがごとく。


ごちそうさまでした。