今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 453)むじなそば

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靴下は右足から履く、黒猫を見たら3歩下がる、お墓の前を通るときは息を止める。子どもの頃の自分を縛った、なんてことのない、おまじない。


そう、何の得もないのに、続けてしまう習慣。財布の小銭がピタリなくなると縁起がいいという、根拠が微塵もないマイルールもそのひとつです。


で、財布をみれば小銭が 650 円。そば屋の価格帯ならピタリ賞が狙えるなと思うも、どうも腹具合は玉子料理。真剣に壁のメニューとニラメッコ。

 

玉子関係は、親子丼 850 円、開化丼 800 円、玉丼 700 円、かき玉そば 800 円、とじそば 600 円、月見そば 600 円。惜しくもピタリ賞はみつからず。


験担ぎをとるか、玉子腹を優先するか、アンビバレンツな選択ですが、結局むじなそば 650 円をいただく。自分が何と闘っているのか、わからん。


ともあれ、むじなそば。いっとき週に2杯は食べるほど凝ったむじなそば。たぬきときつねが一緒の丼ぶりなので、仲良く同じ穴のむじなそば。


揚げ玉はむっちり、サクサクとふわふわの間くらい。お揚げは、ジュワッと甘く、3枚もあるのが嬉しい。お麩が濃いめのツユを吸ってアチチッ。


豚肉の開化丼のほうが、鶏肉の親子丼より安いのだ、という知見が得られたのが収穫です。財布とともに心も軽く、むじなそばをズズッと完食。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。