今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 470)紅生姜ちくわ天そば in 富士そば

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紅生姜の天ぷら?なにそれ、食べたことない。なんて人も多いでしょうけど、関西では一定の地位を占め、酒の肴、うどんのタネで食べられる。


スライスを揚げたり、かき揚げにしたりするようですが、富士そばは斜め上を行きました。そう、竹輪の穴に刻み紅生姜を詰め込むという離れ業。


見た目は地味ですが、そばをたぐれば、どことなくツユが紅生姜風味。まあ、当たり前ですね。存在感のある天ぷらを持ち上げ、最初のひと口を。


真っ先に紅生姜の酸味と香りが鼻を駆け抜け、ムッチリとした竹輪の旨みが追いかけて来る。誰が思いつくものか、B級天ぷらとしてはアリです。


紅生姜はB級界隈の名脇役で、自分のブログを検索しても牛丼、豚骨ラーメン、冷やしそば、釜めし、焼きそばパン、炒飯と獅子奮迅の働きです。


一方の竹輪は癖がなく主張しないうえ、お誂え向きの穴があるのでキュウリやチーズ、あげく紅生姜まで差し込まれ、図らずも便利屋の本領発揮。


獅子丸は、いつも竹輪を食べていたなあ。などと思いつつ、ツユを吸って膨らみはじめた竹輪をガブリ。うどんこそ合いそうだなと思いつつ完食。


ごちそうさまでした。


しばらくは、孤食のグルメ&お蔵出しです。