宮保虾仁。
風変わりな姓名のようで、実のところ、中華の週替わり定食、エビのピーナッツ炒めです。写真もないので、どんな料理か字面だけで判断が必要。
調べれば、虫偏に下は「蝦」の異体字らしい。さらに調べると立命館大学の立派な論文が出てきまして、なんでも「仁」はむき身を意味するとか。
で、宮保鶏丁が鶏肉とピーナッツの唐辛子炒めらしいので、それに倣ってエビのむき身をピーナッツとともに炒めたもの、と推測ができます。
ピーナッツを料理に使うのがいかにも中華ですよね。千葉県の給食ではピーナッツ味噌が出るとの話も聞くけど、あまりご飯のお供とは思えない。
などという間にやってきました、マイ定食。みたところ、ピーナッツ入りエビチリですね。試しにピーナッツをひと粒食べると、かなりの辛さ。
エビは弾けんばかりにプリプリで、ぶつ切りの長ネギ、荒みじん切りの玉ネギとの相性もよい。ただしケチャップ的な甘みはなく想像の3倍辛い。
これは白飯が合う。というより白飯で辛みを逃さずにいられない。小鉢のザーサイすら唐辛子が入っており、水をチビチビ飲みつつ食べてゆく。
箸で食べるのももどかしく、レンゲでざぶざぶと口に運ぶ。箸のようにネギを摘むかな、などといちいち考えずに食べられるので、気楽でいいや。
やはりピーナッツの甘さとコリコリした食感が、いいアクセントになってます。多少辛くとも、ピーナッツがなんとかするでしょ、といった料理。
本日学習したのは「宮保」が何らかのピーナッツ&唐辛子炒めであること。同じ漢字圏なのに、わからないものです。驚きもあり、楽しくもあり。
ごちそうさまでした。
★しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。