今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 323)エビのピーナッツ炒め

f:id:socius_lover:20210518132149j:plain


宮保虾仁。


風変わりな姓名のようで、実のところ、中華の週替わり定食、エビのピーナッツ炒めです。写真もないので、どんな料理か字面だけで判断が必要。


調べれば、虫偏に下は「蝦」の異体字らしい。さらに調べると立命館大学の立派な論文が出てきまして、なんでも「仁」はむき身を意味するとか。


で、宮保鶏丁が鶏肉とピーナッツの唐辛子炒めらしいので、それに倣ってエビのむき身をピーナッツとともに炒めたもの、と推測ができます。


ピーナッツを料理に使うのがいかにも中華ですよね。千葉県の給食ではピーナッツ味噌が出るとの話も聞くけど、あまりご飯のお供とは思えない。


などという間にやってきました、マイ定食。みたところ、ピーナッツ入りエビチリですね。試しにピーナッツをひと粒食べると、かなりの辛さ。


エビは弾けんばかりにプリプリで、ぶつ切りの長ネギ、荒みじん切りの玉ネギとの相性もよい。ただしケチャップ的な甘みはなく想像の3倍辛い。


これは白飯が合う。というより白飯で辛みを逃さずにいられない。小鉢のザーサイすら唐辛子が入っており、水をチビチビ飲みつつ食べてゆく。


箸で食べるのももどかしく、レンゲでざぶざぶと口に運ぶ。箸のようにネギを摘むかな、などといちいち考えずに食べられるので、気楽でいいや。


やはりピーナッツの甘さとコリコリした食感が、いいアクセントになってます。多少辛くとも、ピーナッツがなんとかするでしょ、といった料理。


本日学習したのは「宮保」が何らかのピーナッツ&唐辛子炒めであること。同じ漢字圏なのに、わからないものです。驚きもあり、楽しくもあり。


ごちそうさまでした。


しばらくは孤食のグルメ&お蔵出しです。