色の濃い食材は、栄養価が高い気がする。旬の野菜や果物は、色艶が美しいほうが見た目も美しいしね。では、最も濃い黒い食材はどうだろうか。
すぐに思い浮かぶのは、ノリ、イカスミあたり。いずれも風味はともかく栄養はなさそう。で、真打ちの黒胡麻参上、セサミンたっぷりです。
お昼を麺類ですますため、いちいち大仰な言い訳を考えましたが、栄養の偏りは避けたいところ。黒胡麻たっぷりの担担麺に排骨で蛋白もプラス。
食物繊維不足だけど、さらにサラダもつければ百点でなくとも赤点ではないだろう。酸味のきいたコールスローを食んでいると、丼ぶりの御成り。
まずは、揚げたての排骨をひと切れ。端っこはカリカリなのがイイね。スープを飲めば、淡麗な鶏ガラに重なる濃密な胡麻の層が実に香ばしい。
細麺をすすれば、辛みも一緒に口を満たします。途中で卓上のコーレーグスを足せば、泡盛独特の香りも加わり、アツアツ、ハフハフ、おいしい。
よくみれば、ニラや青梗菜も色が濃いし、クセのある味だけど、すべてを黒胡麻ペーストがまとめあげています。排骨でブタミンもバッチリだし。
若い頃なら肉肉肉でしたが、この歳になると心の赴くままに食べても、自然と栄養バランスがとれますね。自然とすっかり壮健気分になれました。
ごちそうさまでした。
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